「どの媒体が応募につながっているのか」「いくらで1応募を獲得できているのか(CPO)」を、GA4で見える化するための実務フローをまとめます。ポイントは generate_lead
を応募完了イベントに統一し、UTMとコストデータを揃えて、探索で歩留まりとCPOを出すことです。
ステップ0|イベントの前提を整える
- 応募完了は推奨イベント
generate_lead
を使用。 - GA4管理画面で Key event に指定。
- 必要に応じて
job_id
、form_id
などのパラメータを追加。
ステップ1|UTMを標準化する
媒体別分析のためには、utm_source
/ utm_medium
/ utm_campaign
の命名を統一。可能なら utm_id
も付与。
ステップ2|非Google媒体のコストをGA4へインポート
Data Import の「Cost data」で Facebook/TikTok/求人媒体などの費用・クリック・表示を取り込めます。
date, utm_source, utm_medium, utm_campaign, clicks, cost, impressions
2025-09-01, facebook, cpc, apply_lead, 120, 24000, 18000
ステップ3|応募率を見る“探索(ファネル)”を作る
- Explore → Funnel exploration を新規作成。
- ステップを
form_view
→form_start
→generate_lead
に設定。 - ディメンションに
session_source/medium
を追加。
ステップ4|CPOを算出する
媒体別CPO = 費用 ÷ 応募件数。
- Advertisingワークスペースで確認。
- 探索で計算指標を作成してCPOを出す。
よくある不一致の直し方
- UTM不一致 → CSVを媒体に合わせる。
- 日付フォーマット → YYYY-MM-DD 形式。
- 応募イベント定義のゆれ →
generate_lead
に統一。
まとめ
GA4で 応募率とCPOを一元管理することで、媒体ごとの無駄打ちを減らせます。まずは2媒体から始め、徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。
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